このレビューはネタバレを含みます
まず思ったことは「こういう大人たくさんいるよなぁ」というもので、作品中で加害者として登場する大人たちの姿に対して、特に新しい発見はありませんでした。しかしインターネット上での児童虐待というトピックについて考える、話し合うきっかけになりました
作品中にも指摘がありましたが、仕組みで解決するということをメインに考えるのであればSNSの運営サイドが厳しくルールを設け、こういった犯罪が起こらないように努力すべきだと思います。また一方で、自分には今子どもがいませんが、もし将来子どもを持った時にどうしてあげられるだろうか、と不安になりました。この映画はそういった教育用に良いかもしれないですが、映像が加工されてはいるものの、20代半ばの私でさえショックを感じる生々しい映像が多かったため、子どもに直接見せるのは難しいと思います。
大人として子どもたちをどのように守っていけば良いのか考えずにはいられなくなる、そんな作品だったと思います。
ただ2点だけ気になることが。
・作品中の3名の女性は全員成人しているので、15歳以下の子どもに対する性犯罪には実質的には当てはまらないような気が？
・唯一？性的メッセージを送ってこなかった20歳の男性が出てきますが、彼も12歳とコンタクトを取ろうとしていますがそこは咎められないのか？
