トレンティン

SNS-少女たちの10日間-のトレンティンのレビュー・感想・評価

SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)
4.0
衝撃度は、間違いなく、今まで観たドキュメンタリー映画の中でNo.1だった。ショッキングな映像の中にも笑えたりツッコミたくなるシーンはあるが、総じて気分が悪くなる上、Skypeの音がトラウマになりかねない。


『15歳の少女にわいせつ画像を送らせたとして、児童ポルノ禁止法違反容疑で、人気ユーチューバーの「ワタナベマホト」こと、渡辺摩萌挟容疑者(28)が警視庁に逮捕された。』というニュースもあったように、近年こうした犯罪を扱ったニュースは数多い。

撮影後、チェコ警察が動き、8人が逮捕されたというニュースもあるが、警察が動くには十分なほどショッキングでリアルな映像がここにはある。

ショックを受けるにとどまらず、多角的な視点をもって考察を深めることで本作の価値は増すのだろう。

子どもを守るという親視点もあれば、SNSとの向き合い方を考える利用者としての視点、そして子どもが今後加害者とならないように性教育をしていく親や教育者としての視点など。

とにかく考える余白がたくさんあって、教育コンテンツとして優秀だと感じた。

~鑑賞後の方へ~

本作を観て、なにかしらの不安を覚える人がほとんどだと思う。ANNnewsにこの映画について扱ったものがあるので、それを見て対策法を学ぶのもいいかもしれません。
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