菩薩

暗くなるまでこの恋をの菩薩のレビュー・感想・評価

暗くなるまでこの恋を(1969年製作の映画)
3.6
冒頭のジャン・ルノワールに始まり引用やらオマージュやら多々ある様だが、作品を順番に観てくると、愛故に崇拝した女性に破滅に追い込まれるアホ野郎やら雪山エンドやら蹂躙される太腿やら仕事熱心な探偵(笑)やらと、セルフオマージュも多々発見出来た気がして面白かった。アクション俳優、身体バッキバキのベルモンドがホテルの外壁よじ登るシーンの緊張感、カメラが上にパンした後に下に防護ネットみたいの張ってそうだけどあの根性は凄い、山田勝己よりよっぽど凄い。にしたってドヌーヴが突然道のど真ん中でおっぱい丸出しでとっくりセーターに着替えるシーンの破壊力よ、そりゃ見惚れて知らん車も事故るよ、悪い女やでホンマに…。暖炉の前で語り合ってるとこも、最後のオチも、本当の婚約者のお姉さんのその後もよく分からないけど、愛つらい・恋つらいはニガミ17歳の「こいつらあいてる」にも引用されている、知恵が滴りそう(たぶん違うと思う)。このミシェル・ブーケ、めちゃくちゃ蟹江敬三に似てる。映画の中の殺鼠剤ってこう言う使われ方しかしないよね。ベルモンドにボタンを外す悦びを供するドヌーヴ、本当そう言うとこやで…。