結局カレー

黄龍の村の結局カレーのレビュー・感想・評価

黄龍の村(2021年製作の映画)
3.4
まずはレビューは覗かず、前情報なしでみてほしい。1時間ちょっとだし、半分くらいまでは微妙〜と思ってもとりあえず観てみよう。

物語は8人の若者たちがBBQを楽しみキャンプ場へと移動してる中車がパンクしてしまい、助けを求め歩いた先で変わった村人たちと遭遇し、、という当たり障りない「起」。ウェイ系のダルさの解像度高いのが地味にツボだった。

B級村ホラーか〜と思うんだけど、途中から風向きが変わる。「あれ?!お?!おお!!!」と気付けばエンドロールみたいな疾走感。まぁ前半は「待て」をされてるような、カメラを止めるな!を彷彿とさせる退屈さは否めない。おいおいこれ大丈夫?ってなるけどとりあえず阪元監督を信じてついていくしかないのよ。そして後半はこのフラストレーションを文字通りぶっ飛ばしてくれる爽快感。「いちいちしばき回してから殺すの効率悪いっしょ」にウケた。ほんまそれな。ほんで打ち上げすな。笑

やってることは面白い分、ストーリーとか盛り上げ方がもっと遊べたらいいのかな。個人的にはこの不完全燃焼感が解消されてるのがベイビーわるきゅーれなのかも、とも思ったり。最後のオチが好きだった。笑