湯っ子

同級生マイナスの湯っ子のレビュー・感想・評価

同級生マイナス(2020年製作の映画)
3.8
けっこう好き。この監督の映画、他にも観てみたいって思う。
アラフォーのちょっとダメな男たち。そのなかでも紙細工職人のビージエがほんとに愛せる。男4人がテーブルを囲むオープニング、クラスの1軍ぽい2人といわゆる黄レンジャー的な1人の中に吃音のあるビージエがいるところから、「これは優しい映画だな」ってことがわかる。描かれる現実は決して優しくはないけど、でもこれは優しい映画だ。オモシロな演出や、中華圏でも人気らしい超有名“男優”の出演などから察するに、この監督はクドカン好きなのかな?ビージエのキャラもうっちーぽいし。
ラストも優しい。たぶん、台湾の人ならわかる小ネタもいっぱい散りばめられていそう。登場人物のエピソードが、ビージエ以外はなんか消化不良だった気がするのが惜しい。
そしてNetflixさん、作中で数曲かかるフォークっぽい曲は絶対歌詞込みの演出だと思う。字幕を入れてほしかったなあ。
湯っ子

湯っ子