フジタジュンコ

人肉村のフジタジュンコのレビュー・感想・評価

人肉村(2020年製作の映画)
2.4
逆さに吊られた女性がまっぷたつに裂かれてもニコニコ見守れるほどにゴア描写に耐性のあるわたくしも、ゲロ表現だけはもらいゲロしてしまいます。今回もネーチャンのゲロシーンでうえっとなってしまいました。嘔吐シーンありとの注意書きを出してほしいですね!ぷんすか!

さて、こんなクソ映画(結論から言ってしまった)がなぜファミリー向けイオンシネマで上映されているのかわかりかねるのですが、月1回の1200円鑑賞クーポンで見てまいりました。100ワニといい、クソ映画はクーポンを利用して見ているので、そんなに怒りを覚えずに済みます。

ホラー映画によくある森に迷い込んだウェーイ系が殺人鬼にぶち殺されていくストーリーなんですが、R15にしては生ぬるく、予算の都合かろくに殺害シーンも映さず(「ビッグフットVSゾンビ」で見た衝撃の内臓の代用品としての布、今回も近しいものが出てきます)、ソーヤー一家を彷彿とさせる殺人一家の設定ながら、レザーフェイスほどの愛らしさもなく、残酷さもないため、「早くみんなぶち殺されないかな」と途中で飽きてしまいました。監禁女性が自害するシーンは鬼気迫るものがありよかったです。そのあと大爆笑のラストで台無しになってしまいましたが…

諸事情により本日抜歯し、口の中がずっと血の味だったんで、ホラー映画をセルフ4Dで見るという稀有な体験であったことと、タイトルロゴがとても素晴らしいので、スコアが+2.0になりましたが、つまり作品自体は………………あ、エンドロールがサクっと終わるのは良かったです。