このレビューはネタバレを含みます
む、虚しい……
若き天才でリバタリアンのロスとサイバー犯罪課に左遷されたアナログ刑事リックの話。
ロスは自分の思想に乗っ取り闇サイト・シルクロードを制作する。リックは自分なりのやり方でシルクロードを追い、ノブという人物になりすましてロスに接近する。
しかしどうしても金が必要になり、ロスを警察から逃しつつ金を奪い取る。でも結局最後には2人とも捕まった。
序盤はいけ好かない若いデジタル人間たちを荒っぽくて古風なアナログ刑事が見返す年寄りのプライドみたいな話かと思ったが、ノブはシルクロードにある意味取り込まれてしまったし、捜査は勝手に進展していった。
ロスは「基本ルールは他人を丁寧に扱うこと。傷つけたり搾取したりする行為はアウトだ。」と語り、児童ポルノや殺人依頼を禁止していたにも関わらず、「ここのコミュニティにいるのはみんな大卒だ」(つまり貧乏人はいない)とも言ったり、最後の方では自由だからと小銃を売るようにもなっててリバタリアンとしても正直怪しい部分がある。