murajun

あいつと私のmurajunのレビュー・感想・評価

あいつと私(1961年製作の映画)
3.8
明るくてやんちゃであり、男前な石原裕次郎演じる黒川三郎、彼を取り巻く大学の友人達、家族、そして芦川いづみ演じるヒロイン・けい子、ベタなストーリーでありますがこの頃の活気ある雰囲気、ちょっと危険で華やかなキャンパスライフが非常に良いです。
場面転換の際、けい子の語りがアナウンサーの如く、事細かく入るので非常に話が分かりやすく、それでいて女性陣のハキハキ噛まずに喋るセリフだけで、あまりこの時代の作品を観たことがなかった自分にとって新鮮でもあり面白かったです。
特に三人以上の会話のやりとりのスムーズさは激しいぐらい素晴らしく、演劇に近い役者の熱を感じました。
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