Netflix。
アレクサンドル・アジャのスリラー。
記憶を失ったメラニー・ロランが目覚めたのは、治療用の極低温ポッドの中。
何らかの原因で酸素供給が絶たれ、窒息死までのタイムリミットはわずかに1時間ほど。
彼女は途切れ途切れの記憶をたぐりよせ、なんとか脱出しようとする。
自分は何者で、なぜここにいるのか。
ポッドがあるのはどこなのか。
基本狭いポッドの中と、断片的な彼女の記憶だけで進行するシンプルな物語だが、なかなかに良く出来ている。
この種の映画はネタバラシが重要なんだけど、ビックリ演出にらしさを見せつつ、中盤以降も二転三転させ飽きさせない。
最近のアジャは非ホラー作品に意欲作が多いが、これも当たり。
事前情報を入れずに鑑賞するべき作品。
ところで狭いところに閉じ込められる話と言えば、故・竹内結子が主演した「世にも奇妙な物語」の「箱」という恐ろしいエピソードがあるのだが、途中までアレと同じオチかと思ってた。
