NETFLIXオリジナルフランス映画。
完全に記憶を失った状態で極低温ポッドの中で目覚めた主人公のリズ。生き延びるためには酸素が枯渇してしまう前に、自分が何者なのかを思い出すしかなかった・・・という物語。
また、おもしろいチャレンジ作品ですよ。この手に似た作品で、「ギルティ」（主人公1人とその他音声のみ出演）がありましたが、それに近い作品ですね。
出てくるのは閉じ込められている状態の女性リズ。それ以外はほとんど音声と映像のみという状態。
自分が誰かもわからない、狭い空間に閉じ込められている。さらに酸素がまもなくなくなる状態、助けになるのは音声認識ＡＩを使ってのネットや通信を試みること。「ちょとまて、ちょとまてお兄さん。じゃあ電話できるなら警察呼べばいいでしょうが！！」と思うでしょうが、確かにつながるけども、どこかわからないので警察も動けない、さらに信用していいのかわからない。どんどん追い込まれていくけども、なんとかネットの力を借りて、記憶を取り戻そうとしていく展開は推理パズルゲームを見ているようでのめりこんでいき、衝撃の答えが出たのですが、
ズバリ言って
ラストシーンがうすい。
これだけやったんだから、もっと濃くせいぃ、とツッコミを入れたくなるけども、前半頑張ったんだからご勘弁と言える作品。
テレビもねぇ、ラジオもねぇ、車もそれほど走ってねぇと吉幾三さんも歌っていますが、それぐらいのノリで楽しめる作品。でも、閉所恐怖症の方はいったん休憩がいるほど全編狭い空間のみなのでご注意を。
これは、推理小説好きな人やパズル好きな人におススメしたい作品ですぞ！！
