しょうちゃん

オキシジェンのしょうちゃんのレビュー・感想・評価

オキシジェン(2021年製作の映画)
3.5
完全に記憶を失った状態で、
極低温ポッドの中で目覚めたリズ。
生き延びるには、
酸素が枯渇する前に、
自分が何者なのかを思い出すしかない。

Netflixオリジナル映画で2021年5月12日から配信中。

閉所恐怖症の人は回れ右。
タイトルの“オキシジェン”は日本語で“酸素”で、
本作では酸素が重要なワードとなっており、
主人公がひとり分の狭い空間の中に閉じ込められてしまう、
シチュエーション・スリラー。
監督は前作でワニワニパニックを撮ったアレクサンドル・アジャ。
アジャ監督作品は“ハイテンション”から“クロール -凶暴領域-”まで、
全て映画館で観ているが、
アジャ監督もついにNetflixデビュー。
本作は限定空間で描かれるので、
変わり映えしない画面と主人公一人だけだが、
ポッドに搭載されているAIとのやり取りや、
次々と謎が明かされていく展開で、
観客が飽きないように工夫して描かれている。
全編一人芝居のメラニー・ロランの熱演も見所。
AIのミロの存在が大きかった。
主人公の話し相手で、
この状況を全て把握しているのに、
もっと早く教えてくれたら状況が良くなったのにと思うが、
それでも主人公の健康を気にしてくれる。
鎮静剤はいかがですか?
メラニー・ロランは網目の服を着ているのだが、
その下が裸だったら高評価だと思う。
しょうちゃん

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