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ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカットのgockのレビュー・感想・評価

3.5
ザックのDCEU作品2作はアクションが良いってとこ以外は凄く嫌いだったし『アーミー・オブ・ザ・デッド』も、まぁまぁの面白さだったので期待せずに観たが想像を上回る良さだった。
各ヒーローの役割分担が上手くて渋いし、カラフルでヒロイックなヒーローが飛び回る実写映像を作っても恥ずかしくならないのはザック氏の才能だと思った。
ストーリー自体は物凄く単純でジョス・ウェドン版のつまんない劇場版『JL』と殆ど同じなのだが、無神経な劇場版『JL』とは全く違い、各勢力を丹念に描いてあるところ、サイボーグやフラッシュやアクアマンのオリジンも手短に語ってる部分がよかった(というか後半のラストバトルより、この前半の方が良かった)。
何よりもジョスが現場でいじめた上に、居ても居なくても構わないようなしょうもないキャラに描いてたサイボーグが、こちらでは殆ど主人公みたいな扱いで、凄くいいオリジンやシーンの数々で愛情深く描かれてる様がよかったのでサイボーグの単体作が観たくなった。
映画本編も、過去のザックDC映画よりずっと良かったが、このザック版を作ろうと何年も活動していたザックやJL俳優達の想いが実って劇場版のJLよりずっと良い作品が完成した、その執念そのものに感動した。

ブログに感想書きました↓
http://gock221b.hatenablog.com/entry/2021/06/06/205500
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