映画は最高の娯楽

ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカットの映画は最高の娯楽のレビュー・感想・評価

4.5
ジョス・ウェドン版とは全くの別物。
壮絶な物語の始まりにして終わり。
作品の尺からして完全に別物。明らかに劇場公開を前提にしていない造りで、比較するのは公平ではないが、作品の深みが全く違う。

大筋のストーリーは同じながらも、各キャラクター掘り下げ、行動の理由付けがしっかりとされていて、全体の説得力がまるで違う。
影の薄すぎたステッペンウルフは別人に、サイボーグ、フラッシュの魅力爆上がり。ジョス・ウェドン版で不満だった要素はほとんど解消され、4時間という長さでも作品に入り浸って楽しめた。

同じ流れでも細かな描写、アクションの見せ方も違って、盛り上がりも違う。
神話的なキメカット、重厚な世界観が素晴らしい。ワンダーウーマンのアクションシーンが最高。

「マン・オブ・スティール」「バットマンvsスーパーマン」そして続く重厚な「ジャスティスリーグ」を見られて本当によかった。
これはコロナ禍不幸中の幸いなのか

実現はほぼ無いのだが、取り敢えず続編がめちゃ見たい。物語を一切畳もうとしない潔さで、もう想像が膨らみまくる。終わらない物語。
DCEUが当初の計画通りに実現する世界線があればなぁ...
明るい作風になったDC作品も好きなので悩ましいところ...