クリストフォルー

ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカットのクリストフォルーのレビュー・感想・評価

4.5
レイ・フィッシャーやガル・ガドットの告発がなくても、先に公開された「ジャスティス・リーグ」は黒歴史として忘れてしまおうと決めていたが、この「スナイダー・カット」の配信(リリース)で、ようやく、正当な作品世界に戻れた。声を上げ続けてくれたファンたちに感謝したい。
MCUと比べる必要はないだろうが、今回の“ジャスティス・リーグ”は,やはり”アベンジャーズ”との相似形が感じられる。ブルース・ウェインは天才科学者ではないトニー・スタークだし、バリー・アレンとの関係は、ピーター・パーカーのそれと被る。サイボーグは、ジャービスと融合したアイアンマンだし、アクアマンとソー、ダイアナとナターシャ、そして、ジョーカーとロキにも、キャラクターの共通項が多い。
だからこそ、ロードマップなしにキャラクターを切り売りするワーナーとDCフィルムズのせいで、MCUに唯一対抗できる“スナイダー・バース”が途絶することは納得できない。三部作としての復活が無理でも、ファンが継続性を感じられるような“DCEU映画”が生まれることを望む。
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