ピートロ

ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカットのピートロのレビュー・感想・評価

3.9
『ザ・フラッシュ』が面白かったので、見逃していた『ジャスティス・リーグ』を観ようと思いたち、どうせなら評価が高くコメントが熱かった本作(ディレクターズ・カット)をチョイス。しかし無印の約2倍のボリュームはやりすぎ…(無印121分、本作240分!)。
ヒーローひとりひとりの背景をちゃんと描くから、メンバーがあらかたそろって「ヨーシ、こうなったら●●マンを●●するしかない!」となるまでにちょうど半分。さすがにちょっと長すぎでしょ…。
あとテレビで観るとスタンダードサイズがどうも息苦しい。IMAXを意識してこの比率になったらしいが完全に裏目に出てる。せっかくアクションはド派手なのだからもったいない。
不満点はあるものの4時間を長くは感じなかったのだから、まあ面白かったのだろう。

他のユーザーの感想・評価

まだまだ続編が見たい!ブルースの夢の続きも見てみたい!
4時間はok。画面が小さいのがちょっと。。
TKL

TKLの感想・評価

4.4
この4時間強のディレクターズカットは、やっぱりIMAXスクリーンで観たかった。というのが、ようやく本作を鑑賞した直後の正直な感想だ。
ザック・スナイダー監督が、クリエイトしたこのスーパーヒーローたちの“神話”とも呼べる世界観は、自室の27インチモニターではやはり小さすぎたし、その真髄を堪能しきれていないという思いがどうしても生じ、何とも口惜しかった。

まず言及しておくと、2017年に劇場公開された「ジャスティス・リーグ」は、称賛すべきヒーロー映画だったと思っている。
「アベンジャーズ」の大成功により、アメコミヒーロー映画を支配した感のあったMCUに対して、DCコミックスが、元祖アメコミの意地と愚直とも言える娯楽性を貫き通した愛すべき作品だった。
そこには、DCコミックスの娯楽に対する「信念」のようなものが満ち溢れていたと思うし、家族の不幸により途中降板を余儀なくされたザック・スナイダーに変わって、職人仕事を全うしたジョス・ウェドン監督は実に堅実な仕事をしてみせたと思う。

ただ残念ながら、劇場版「ジャスティス・リーグ」は成功と断言できるほどの収益を得ることはできず、このユニバース自体の先行きを方向転換せざるを得ない結果となってしまった。
その後、「ワンダー・ウーマン」「アクアマン」と、「ジャスティス・リーグ」に登場したスーバーヒーローたちの単独映画が製作され、それぞれ単独映画としてMCUの路線とは一線を画す創造性と、魅力的な映画世界を見せつけつつも、再びユニバースが結実する気配は希薄なままだった。

そうして時は流れて2021年、満を持して、ザック・スナイダー監督によるディレクターズカット版「ジャスティス・リーグ」が日の目を見ることを知ったときの高揚感は無論大きかった。それも、大量の追加撮影とポストプロダクションを含んだ4時間超の作品になるとなれば、劇場鑑賞は不可避のハズだった。
がしかし時悪く、世界はコロナ禍真っ只中。「配信」というスタイルもすっかり定着しつつある中で、本作の辿る道筋も必然的に決まってしまった。
契約済みのサブスクでいつでも観られるとはいえ、この4時間超の超大作を気軽に観始められるわけもなく、気がつけば配信開始から2年以上の年月が過ぎ去っていた。

結果的に、やっぱりザック・スナイダーが映し出した世界観は、劇場版とは明確な線引をされた「特別」なものだった。
常軌を逸したケレン味とドキッとするほどのダーク性を帯びた映像世界は、映画としての面白さすらも超越するまさに“異次元”の表現だったと思う。
ただ、だからこそ、それを映画館のスクリーンで観られなかったことの悔恨が深く積もる。

コロナ禍が一応明けた今、IMAXでの特別再上映が企画されないだろうか。
DCの逆襲の足音が明確に高まる昨今、それは明確な狼煙になり得るだろう。
吹替で鑑賞。
ヒーロー達がジャスティス・リーグに加盟する経緯を丁寧に描いていてよかった。
スーツのデザインがみんな格好いいし、キャラも魅力的なので、この方向性でもっと人気になってほしかった。

ヴィランはイマイチだった。ビジュアルにもビジョンにもあまり魅力を感じられず。

劇場公開版は未見なので、このストーリーをどう2時間に収めたのか気になる。
まつお

まつおの感想・評価

3.8
ヴィランのビジュがキモくて無理だった
ヒーロー1人ずつちゃんと背景描いてくれたから、だいぶ長かったけど分かりやすかったかな
あとバットマンの特殊能力は金持ちって確かにそうなんだけど、かっこいい
ユーキ

ユーキの感想・評価

3.5
ザ・フラッシュの予習視聴。初見。ウェドン版は当時スクリーンで見たがつまらなかったことしか記憶にない。
まずとてつもない長さが目につくが、配信で何度かに分けて見る分にはドラマシリーズと思えば問題ない。章立てしてるんだからもはやドラマシリーズ風に分割してもいいくらいと思うが。

フラッシュとサイボーグのエピソードがかなり盛られていて、誰だこいつ感はない。アクアマンが割りを食ってる気もするが、単品映画があるし問題ないか。

映像はリッチだが、どうにもザックの重い演出と、キャラクターのチグハグさと、現代的世界観とがマッチしていない気がする。ラストの終末世界観ならマッチしてる気がするので、続編がありえたならより良いものになった気がするが。
敵の背景を強化したことで世界が広がったのも良いと思う。続編はないので妄想するしかないが。

全然ダメだったものが、悪くないところに落ち着いたのでこれが作られたのは良いことだと思う。後年ウェドン版は振り返られることはないだろう。
まあしかしザックのDC3部作は総じて好みから外れるものだったな。
PART1〜4までを2時間もかけなくて良い内容だと感じた。
当時のザック・スナイダー監督が続けられなかったとはいえ、4時間の尺はきつい。
前半はやめに中だるみして、緊張感が薄れてしまったのが残念。
ラストもごちゃごちゃしすぎてて、続編は観なくてもいいかなという印象。
DCは個々のキャラクターのみの方が良い作品になる気がする。

2時間版と違い、画面のアスペクト比は1.33:1(=4.3)
面白かったけどさすがに長かった!

もともとあったカットがどれで増えた要素が何かもわからないの結構あるぐらい記憶の向こうに行ってたけど、そんな記憶に残ってないってことはもとのやつはやっぱいまいちだったんだろうな

いろいろちゃんと語られてて、見せ場もあって、面白かったんだけど、そりゃ4時間も使ったらできるよなって気はする
HxMxYxSx

HxMxYxSxの感想・評価

1.5
4時間もかけて小学生男子が考えたようなくだらない話を観てしまった。
どうせならバットマンでも死んで髪を逆立てたスーパークリプトン人でも登場したら良かったんじゃないかな。見どころは私服時のガルガドットの凛々しさくらいなものだ。

DC映画観るたびにいつも思うがDCに自分がDCに求めているのは「ウォッチメン」「シンシティ」「ダークナイト」のような大人向けのクライム映画だ。18禁でもいい。きちんと生と死を描いて欲しい。DCに必要なのはジェームスガンでなくてフランクミラーだと思う(個人的にはだが)。
あと悪役にまったく魅力がない。ヒーロー映画の面白さは悪役にかかっていると思う。サノスのような理由なら理解できるが単純に宇宙を支配したいなんてあれだけの文明を持っている種なら現実にはまったくナンセンスでしょう。
最後にちらっと出てきたマッドマックス的な世界観は面白そうだったのであの路線でジャスティスリーグ撮ってくれるならぜひ観たい。
bug

bugの感想・評価

3.6
ザ・フラッシュ見た後、流れを確認しようと試聴。
映画館で見たオリジナル版の記憶もほぼなかったけど、ザックスナイダーカットという特別編ぽいので選んでみた。

長いし所見に思えるような内容だけど登場キャラクターのおさらいはできるし良かったのかな。終盤色々ご都合主義が目立つのは気になるかも。
maico

maicoの感想・評価

3.8
4時間は長いと思って敬遠してたスナイダーカット版、観て良かった!
4時間を感じさせないくらいには面白かったし、パートに分けてくれてたから区切りが分かりやすくて良かったです。
ジャレットレトのジョーカー観たさに観たみたいなとこありますけど、忘れてたとこも多かったしフラッシュ行く前に観ておいて良かったです。
スーパーマン強すぎて闇落ちしたら絶対勝てないし正にホームランダーみたいになっちゃうよ…
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