永遠の寂しんぼ

CUBE 一度入ったら、最後の永遠の寂しんぼのレビュー・感想・評価

CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)
1.2
『閉ざされているのはこの映画自体』

完全な劣化版リメイク。よくこんなのにヴィンチェンゾ・ナタリ監督が制作に協力してくれたもんだ。オリジナル版にあったCUBEのトラップの数学的な仕組みの件も雑になってるし、脚本が酷すぎる。製作陣はオリジナル版の良さをロクに理解できていなかったと感じざるを得ない。CUBE攻略という本筋から逸れた登場人物のしょうもない諍いにうんざりした。そんなどの映画でも描けることではなく、CUBEというこの作品でしか描けない事をやってくれ!豪華なキャストや主題歌など、客寄せ要素ばかりで中身がスッカスカという、邦画のダメな要素が結集している。

あと細かい所だけど、せっかく各部屋の壁の模様にフラクタル図形使うならもっと分かりやすくした方が良かったと思う。