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こぼれる記憶の海でのkureaのレビュー・感想・評価

こぼれる記憶の海で(2020年製作の映画)
3.9
現実で言ったらアルツハイマーのようなもの。
でもこんなの実際にはなくて
だけど妙にリアルだった。

見ていて途中までは
私も忘れたい事とか
記憶から抹消したいことがあるから
記憶をなくせるのっていいなとか
思ってしまったところも不謹慎ながら
時折あったけど
全部忘れるってことは
自分にとって大事な人も大切な記憶も
みんな消えるってことになる。

今のコロナとかみたいなものと
体は元気なのにこうして記憶が
急に全部、徐々に全部なくなってくもの
どっちがいいんだろう。

物語には主役がいて
その人を中心として話がまわるものだから
実際記憶を失ったり
それが原因で行方不明になったり
そういう人のその後って見えなかったけど
実際にもしこんなことが起こった場合と
同じでいろんなその後があるんだろうね。
それにバスや飛行機とか
人を乗せて仕事をする人なんかは
その関係ない自分のお客さんたちをも
巻き込むことだってありえるわけで
飛行機とかいったら下手したら
命が脅かされることだってあるわけだから
恐ろしいものであることに変わりない。

実際に人が空に旅立って星になる時は
その人の記憶とか
その人がおこなったいろんなことも
どんなものであれ
なかったもののようになってしまう。
その人を覚えてる人、繋がってた人も
旅立ったらそのそれぞれだって
一緒だけど
記憶が自分の中に存在していて
その中の大切な記憶や人は
それを覚えていられるうちは
ずっと大事に持っていたいって思った。
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