「誰しもが通った懐かしいあの瞬間を切り取るドキュメンタリー」
中2という多感な時期の1クラス35名の3学期に密着したドキュメンタリー。評判の良さは聞いていましたがとても素晴らしかった。
企画のコンセプトもいいのですがドキュメンタリーの映像として撮影素材の多彩さや編集のセンスが素晴らしく、単調になりがちな一人一人の紹介を全く飽きずに見ることができた。
企画・製作を見るとCHCOLATEという広告代理店出身の方々中心で型にハマらない新たな企画を作り続ける企画会社が手がけたものと知って納得。
35名なので1人にかけられる時間は少ないけどその仕草や言動、そして言葉に現れない裏にあるかもしれない本音まで含めて、それぞれの個性や人生がはっきりとそこにあるのが見てとれてグッと来てしまった。
35名それぞれのドラマや物語を想像できる余地を残す素晴らしい構成。
多くの個性には誰かしら自分自身の姿も投影し、共感しながらも大人でも子供でもない、複雑な中学2年生の等身大の姿に心打たれました。
エンディングの映像とｸﾘｰﾌﾟﾊｲﾌﾟの栞がまた素晴らしい。
ただのドキュメンタリーにあらずセンス抜群な映像にも注目！
