"あの頃、⼀度も話さなかったあの⼈は、何を考えていたんだろう。"
大人と子供の境目にいる2年6組 35人の、14歳の栞。🔖
見たかったのだけど、タイミング逃して見られていなかった作品。
プライバシーやSNSでの拡散に配慮して、レンタルや配信の予定はないと聞いて諦めていたのだけど、リバイバルやってくれました！🎥
インタビューに素直に答える子たちも、この作品を撮ることを許可した保護者と学校もすごいですね！
明るいおちゃらけ者の子がインタビューに答えているだけでなくて、クラスの隅っこにいる子達にも同じだけ焦点を当てていて本当に、"35人全員密着"。
劇場のみの上映なのも頷けます。
みんなそれぞれに自分があって、こんな子いたよな〜って、自分が14歳だった頃のクラスメイトに重ねていたり、自分はどの子と似ていたかな、って考えたり。
14歳って一番素直になれなくて難しい年頃だけれど、みんなありのままの姿で言葉を発していて、自分が14歳だったあの頃の心の機微がありありと思い出されますね…！
あの頃の自分を思い出すと恥ずかしくて恥ずかしくて、穴があったら入りたいってなります…笑
中学2年って新しい環境の変化もなく、自分の周りにいる人も固定されて、 閉塞感を感じる時期ですよね。
その閉塞感の受け取り方は人それぞれで、そこから出たいと感じたり、自分の可能性の限界が見えて絶望したり。
クラス、部活、家だけがあなたの世界じゃないよ、って今でこそ思うし、当時の僕に対して同じ言葉をかけてきた大人はいたと思うけれど、
外の世界のことなんて見えないし、大人に何が分かるんだっ！って耳を貸していなかったように思います。
自分自身の内面に目を向けること、そして外の世界に目を向けることが、大人になるってことなのかな。🤔
エンドロールの空撮は遠くからでもそれぞれの個性がわかって、35人のこれからが楽しみになりますね！
