みむさん

Liborio(原題)のみむさんのレビュー・感想・評価

Liborio(原題)(2021年製作の映画)
3.0
ヨーテボリ映画祭にて。

ドミニカ共和国を舞台にした超自然ドラマ。実際にあったことに着想を得ている?伝説的な話?とかなんとか。

ハリケーンで行方不明になったマテオという男。家族や友人村人たちは最悪の事態の覚悟をしていたが……

生と死、現実と幻想、真実と虚構。イエスの生まれ変わり?現代に現れたイエス?
これファンタジーと現実の境界線の映画かな。信仰心が強いと「預言者」「神」として復活したという考え方がすんなり入り込み受け入れられるんだろう。それにしてもイエスはとうの昔の存在で象徴的でもあるから、そんなにすんなりと受け入れられるの?という疑問は浮かぶ。
すぐに崇めてありがたがり、コミュニティを形成したり。

ハリケーン襲来でダメージを受けた痛手の癒しか?とも思ったが、ドミニカの不安定な国内情勢とアメリカの侵攻の時期なんだろうか?だから信仰に傾倒したのかな?とも思えた。(舞台となった年は明記されてなかったと思うがそれを臭わす描写がちょいちょいあり)

そういう宗教的下地がない私はファンタジーとして観た。