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コズミック・シンのJIZEのレビュー・感想・評価

コズミック・シン(2021年製作の映画)
2.0
量子技術により地球以外の惑星への移住が可能となった2524年を舞台に地球から4217光年離れた惑星で高度な文明をもつ異星人との星間戦争の回避にむけて奔走する。ブルース・ウィリス主演もので、今年の1月にみたSFの『アンチ・ライフ(2021年)』と悪い意味で作風は似通う。またOPで異星人からの味方の隊員が接触をうけ、"友好的か敵対的か"の基地からの救助要請の質問を交わされながらも侵略されるくだりがおもむろに描写されるが、この最初の約数分間で導入部分のフワッとした感触を感じさせ最後まで88分走り続ける。"イカロススーツ"と呼ばれる地上や軌道上、量子空間で戦闘を可能とする装備を身に着けての派手な肉弾戦を期待したが、それ自体も特殊な描き出されかたはされずフラット過ぎたかなと。。ガジェット戦はゆいいつ良質で盛り上がる。主人公のジェームズ一行の数人のチーム自体を魅力的でポップにフォーカスするわけでもないため、脚本が壊滅状態でプロットが頭に入り難いしんどさが全編にあった。
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