片腕マシンボーイ

FUNNY BUNNYの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

FUNNY BUNNY(2021年製作の映画)
1.1
「これは小説なんかじゃない、現実なんだよ!」ってセリフが見事に空回りするリアリティ皆無なセリフたちよ!半月後の閉館が決まっているアップリンク渋谷で観る最後の作品が本作になるかもしれないと思うと一層胸に迫るものがあるよね…スンスン

ウサギさんが図書館襲撃すんよ!って話

そうな、「三月のライオン」や「別に、友達とかじゃない」と、最近アップリンクで良作に次々と出会えて、これはきっとアップリンク渋谷から最後のプレゼントに違いねぇや…スンスン、って感涙していたマシンボーイなんやが
ひゃー!ここへ来て渾身の糞映画!うっかり天音くんと森田想ちゃんにつられて観に行ったマシンボーイは、あまりに陳腐な展開、安っぽい割に仰々しい台詞の応酬、そして糞ダサいキャラクター達に唖然呆然…、え?これ飯塚健監督なん?マシンボーイ「榎田貿易堂」とか「虹色デイズ」とか大好きなんやけども…これも飯塚健監督なん?まぢ糞おもんなくて年間ワースト候補やわぁ!ってオタオタしたぞぉ

では、スコアが1.0ではなく1.1になった0.1の加点ポイントから先に発表します!本作の唯一の加点ポイント、それは…………森田想ちゃんがクリームソーダ飲んでる!ぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろ
そうな、賢明なみんなはもう気づいたよね?森田想ちゃんの代表作と言えば高校生の女の子達がクリームソーダにドハマりしてきっちゃてんでクリームソーダ飲みまくる「放課後ソーダ日和」!マシンボーイをキュンさせて止まらない枝優花監督の傑作青春映画ですね!ぺろぺろ、飯塚監督がそれを意識したかどうかは知らんけども、森田想ちゃんがクリームソーダ飲んだ時点でマシンボーイは加点せざるを得んかったわぁ、まぢ悔しい…

それ以外はまぢ褒める要素がありません…、中川大志くん演じる小説家志望の主人公はウザい、クサい、暑苦しい、の三拍子揃ったポンコツヒーローやし、マシンボーイが愛して止まない天音くんも歴代の天音くんで1番スベッていたと思うし、想ちゃんも可愛いだけでキャラ薄いし、何よりみんなみんな、まぢ台詞が地に足ついてないんよ!
あとな、途中から謎に絡んでくる自殺志望の元売れっ子バンドマンとか…電車に飛び込み自殺しようとしたんを大志くんに止められてブチキレるんですわ、「なんでとめんだよ!」つって……、んなもん目の前で飛び込み自殺なんかされたら電車止まるわ事情聴取もされかねないし帰んのめちゃ遅れるん確定やから止めるに決まっているだろうよ!死にたいなら樹海とか崖とか行けバカ!ほんとバカ!

しかも!こんなチープな作品なんに重めなイジメ描写で無駄に精神削ってくんし、まぢこの映画なんなん?思いながら観ていたらば…お!意外に早い結末、良かった〜短尺めでたしめでたし、思ったらば
ぎゃ〜!全然終わらへん、第二部へとそのままグダグダと突入しやがった…恐ろしい子だよぉ、ホンマにぃ
その後は、レディオ・ユースっつ〜我々世代のロックファンが考ええる限り最もダサいバンド名のバンドマン達が、これまでいろんなドラマや映画なんかで散々擦られてきた安いドラマをダメ押しの如く繰り広げましてね(ちなみにこっちのドラマはメンバーの死とか重めなんぶっ込んできますが、そもそもこのバンド急に出てきてなんなん?ってなもんやからば、前半のイジメのんみたいにザクザク抉ってくることはないんで安心してホッコリ観てくれよな!)、まぢこれいつまで続くん思っていたらば、おや?そうです!ついに自殺志望のバンドマンが熱唱するお涙頂戴クライマックスシーンに突入するのであります!わっしょい!わっしょい!
ひゃー!しかもファンタジー要素までぶっ込んできたし、もはや合いの手いれてるだけの天音くんや想ちゃんや他の方々もう要らなくない?レディオ・ユース(ゲラゲラ)のメンバーや関係者、そして首突っ込まずにはいられない大志くんにその場は任せて担担麺食いに戻ったら良くない?

とりあえず年間ワーストばりの糞映画なもんやからば、いっその事寝てしまいたかったが、睡眠欲を誘発するアップリンク2階のお家鑑賞か?っつ〜くらいのくつろぎクッション座椅子で観たのに全く眠くなれない始末…スンスン
苛立つくらいに糞ダサおもんないポンコツな本作を、瞬きひとつすること無く最後まで観たんやが、チョイ役で出ているらしい沙莉ちゃんには全く気付かへんかったぞぉ!目をランランと輝かせて観ていたのに好きなかわいこちゃんを見逃さないハズのマシンボーイズアイがぁ!スンスン

あ〜ぁ!深夜放送で視聴率1.1打ち切り!くらいのドラマでやれば良かったのになぁ、ちぇ〜
とりあえずオススメ〜!みんな観れ〜!