緊急事態宣言も延びて近くの上映も終わりそうでいつ見れるか分からなかったので泣く泣くauスマートパスに入会して鑑賞。
舞台の実写映画化ということで、どうしてもThe舞台演出っていうシーンがいくつかあってリアリティには欠けたかもしれないが、ストーリーはおもしろかった。映画を見ただけでどんな舞台だったか想像出来てしまうのはある意味凄いよな。そして心に響くセリフが多かった。
｢絶対借りられない本を探す｣｢ラジオ局の電波を奪う｣という主にこの2つの物語から成るストーリー。中川大志演じる剣持の口癖である｢想像力が世界を救う｣がキーにもなってくる。
悲しい過去に対して生きている者がどのように向き合わなくてはいけないかを考えさせられた。また、軽い伏線回収もあったりしたのも楽しめた。
(｢砕け散るところを〜｣でも似たような役を見たような気がするが)ダークヒーローの中川大志や、その中川大志と絶妙なバランスで映画を面白くしていた岡山天音も良かったが、この映画では落合モトキさんがめっちゃカッコよかったです。
本人も仰っていたが、ギターを弾きながら感情的にセリフを言うってそう簡単にできることじゃない。なおかつ劇中で1番舞台っぽい雰囲気で、下手したら興ざめしかねなかったあの最後の場面で感動させられたのは凄い。
想像以上に深い物語があって、剣持のセリフに元気も貰えた気がする、素敵な作品だったと思う。
