kazマックスグローバーレッド

世界を変えたテレビゲーム戦争のkazマックスグローバーレッドのレビュー・感想・評価

3.3
二本の線と一個の球だけ画面に表示された単純なピンポンゲームが全ての始まり。1972年に軍事用電子機器に携わっていたチームが世界初の家庭用ゲーム機「マグナボックスオデッセイ」を開発。携帯電話やGPSなど今では当たり前に使ってる便利な電子機器って元は軍用技術なんだけどゲーム機もそんな感じだった。今はドローンを使って遠隔操作してゲーム感覚で爆弾落としてるからそりゃそうだけど。

「マグナボックス」に対抗して「アタリ」という会社が出したピンポンゲームの「ポン」が大ヒットし世の中はテレビゲームブームになる。オプションはテニスコートが描かれた半透明のプラスチックシートをテレビ画面に貼り付けてテニス気分を味わうというアナログ式。ポンってゲームは幼少の頃にデパートで見た記憶があります。


アタリにはアップルコンピューターを開発する前のスティーヴ・ジョブズが相方と一緒に新作ゲームを開発していて、ゲームがヒットしてボーナスをもらうもジョブズは金額を相方には教えずほぼ独り占め。ズルコイやつだ。


アーケードゲームは「ディクダグ」や「ドンキーコング」がヒットしてブームになりアメリカでは当時12歳のジャック・ブラックが家庭用ゲーム機のCMに出ていた。大人になった今はジュマンジで彼自身がゲームのキャラを演じてるのは面白い。


新作映画にもなってる『モータルコンバット』も登場。このゲームって心臓を素手で掴み取ったり頭を背骨ごと引き抜いたりと結構エグいゲームだったってのは知らなかったです。