PSYCHE

ひらいてのPSYCHEのレビュー・感想・評価

ひらいて(2021年製作の映画)
3.0
明らかに作間くんフアンの女子ばかりだった。居心地が悪い。しかも満席だ。何故上映回数増やさないんだろう。
終わった後思ったより面白かったと言う話し声が沢山聞こえ、展示されてるポスターや鶴のアート(可愛いかった)の周りは若い女の子でいっぱいだった。作品の中で印象的だし女子受けたまらん可愛く映されている。
HiHiの中で毛色の変わった作間くんは私の中でリハウス男子のイメージだ。一般的には寝顔からの復帰作になるのか。でも主演は彼ではない。
彼女だ。
10の秘密の時には可愛いともなんとも思わなかった山田杏奈さんだが(嫌いな知り合いが激似で苦手)見られる事でなのか、成長過程でなのか美少女になっていた。この映画で一番似合っていたのは茶色の冬コーデ。嫌な女の子の役だと思ったので観れた。山田杏奈さんには恨みはないが似すぎている。だから彼女も美少女って事か。

皆様絶賛だし、観に来てた女の子達も良かった〜って言ってたけど、感性がないのかもう年寄りだからなのかいまひとつだった。
主人公愛ちゃんはakbグループで言えばセンターの女の子だ。女子はリアルに愛ちゃんみたいなあんな子になりたいんじゃないのか。
そんな女の子が自分になびかない地味男のたとえが欲しくてきっと初めて必死になる話(え、可愛い。アタオカとは思わなかった)あいみょんの貴方解剖純愛歌が受けいられてるのに?
超軽い恋愛よりうんと良くない?

挿入歌の夕立ダダダ…はすっごくあってたけど、ごめん主題歌無理だった。こういうテイストにはついていけない。自分の主張が強い。挿入歌を主題歌にして。

で、最後までみてよくわかんなかった部分もあるので、本当なら本を読めばいいんだけれど(読めなくなったので)原作のネタバレ解説を読んだ。めっちゃいいわ。本読みたい。これならわかる。主人公3人の胸のうちや行動が。
原作未読の人に映画だけで感じて受け取ってくれはちょっと足りなかった。
若い感性がないからかもしれないけれど大分足りない。理解出来なかった。

美雪を美少女とは思えなかったし、美雪が何故ぼっちなのかもわからなかったし、女神の様な天使の美雪にも思えなかった(いやいやこいつ意外にしたたかかもしれんと思った)愛ちゃんのしたたかさは努力の上で成り立っている。
美雪は世界一不幸な私は世界一不幸なたとえとここから逃げ出すのよ〜に酔ってる気する。たとえは美雪の鎖より愛ちゃんにしとき!とりあえず楽しいで!っておすすめしたくなった。
最初は利用してやろう、汚してやろうから愛ちゃん気持ちが変わってきたんだろうな(だって、美雪に対していじめとか全然してないじゃん)
たとえが好きな美雪
美雪が好きなたとえ
だから美雪の事も好きにって…
歪んではいますけど。
親友の女の子がセフレじゃだめなの?にいいと思うって言う愛ちゃん好きだわ。

私自身歪んでるんだろうなぁとは思うけど。

愛ちゃんはママの一方的な愛もどうかなと思ってるだろうが、それもありだなと思って育って来たんだろな。
賢く美しい子が壊れかけたが、彼女ならまた再生出来る強さがあるなと思えた。だから彼女は今はひらいて欲しいと願っているだろうが、彼女の未来はひらいていくとおもう。願いをこめた鶴をひらいたのが凄く良かった。鶴はほんとに小道具として良かった。
ラストが小説に比べだいぶ端折っている気する。映画のたとえは愛を拒否してるままにしか見えない。
やっぱ本読むしかないかな〜。読みたくて読めない本が山になってきた。

私を食い止めての映画はもっと自分はだめだったからそれよりは全然いい。
でも私は綿矢りさの作品は好きなはずだから映像化されたらまた観たい。

追伸
作間くんフアンの女の子達は映画鑑賞中静かで巷で言われているハイハイのフアンはマナー悪すぎとは全然違った。作間くんは良いフアンがついてるんだなと思った。多分山田杏奈フアンや原作フアンや監督フアンじゃないと思うだよね。会話や嬉しそうに写真をとってる姿でわかる。みんな二人連れだったしね。
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