この『 悪魔のいけにえ 』はいくつも作られては仕切り直しで進行する謎のシリーズになっている。
・悪魔のいけにえ
・悪魔のいけにえ2
・悪魔のいけにえ3
・悪魔〜レジェンド・オブ・レザーフェイス
・テキサス・チェーンソー
・テキサス・チェーンソー・ビギニング
・飛びだす悪魔のいけにえ
・レザーフェイス
・悪魔〜レザーフェイス・リターンズ(今作)
と、この様にリリースされていて2017年日本公開された『 レザーフェイス 』で全てをぶっ壊したゴミ作を最後に長年沈黙されていたが、今回( 今作 )Netflixオリジナルで復活を遂げてビックリです。どうせまたゴミなんだろうな・・・そんな思いで見てみたら、オリジナルのオマージュもしっかりされつつ現代の要素も取り入れていて感激。見入っていました。まあ、『レザーフェイス』がひどすぎた出来だったことも手伝っているのもある・・・。今回欠損当たり前、頭蓋骨破壊、後半の盛上がり( ? )ではレザーフェイス無双が見れます。血みどろチェーンソー持った明らかにおかしいレザーフェイスを目前にする若者多数がスマホ向けて動画配信してるのは今の世の中を映し出していて笑えますw
もちろんレザーフェイスの無双奥義喰らいますが・・・。
『悪魔のいけにえ』シリーズはほとんどが仕切り直しで作られるのと、オリジナル1作目の続編の体で作られる。今作はこれまたオリジナルの続編の位置で作られている。『~2』『飛びだす~』がオリジナルの続編の位置付けだった。ちなみに『~2』はオリジナルの13年後の設定。『飛びだす~』はオリジナルの終わり、すぐにつながるがほとんど話はつながらず。
で、今作はオリジナル終わってからの数十年後の位置付け。しかしオリジナル継続はない。
『悪魔のいけにえ』と言えばレザーフェイスですが、狂った家族ももれなく付いてくる。しかし今作は家族なし。幼年期より孤児として引き取られていて施設で育った?この辺がオリジナルを継続していないがオリジナルのオマージュは多々見れます。オリジナルのソーヤー家、玄関入って正面にある重々しいドアは再現されているが普通のドアになっていて残念ですが、今さらオリジナルのレザーフェイス登場シーンを再現してもね・・・。
今作見ていて不満を抱いた。それはレザーフェイスが知能犯で機敏、機転もきく殺人鬼になっている。獲物めがけてド正面からチェーンソー振り回して来るのがレザーフェイスなのでは?
ショットガンが何故か散弾ではない。ショットガンで撃つシーンが数か所あるが、BB弾程度の1発をペチッと当たるだけ。間近で撃つシーンでも散弾になっていなく、殺傷能力が無さ過ぎて”なぜ?”と疑問が残る。
スプラッター映画黄金期1980年の”ホラー映画あるある”が良くも悪くもてんこ盛りに盛られていて萎えることもある。
満を持してサリー登場するが活躍を増やしてもらいたかった!
なんだか今作はあまり評価よろしくないようですが、アルバトロス産の日本未公開ホラー物を見るより、今作ははるかに楽しめることだけは伝えたい。
そして今作はNetflixのみの配信。観たい方は加入が必要。
最後にシリーズの位置付けまとめました。
【 オリジナル続編の体 】
・悪魔のいけにえ→悪魔のいけにえ2
・悪魔のいけにえ→飛び出す
・悪魔のいけにえ→~リターンズ(今作)
【 リメイク続編 】
・テキサス〜→テキサス〜ビギニング
※ビギニング→テキサス〜と観ると時系列。
【 仕切直し 】
・〜3
・〜レジェンド・オブ・レザーフェイス