健全なセクシーさと
色気に満ち溢れた笑顔で
駆け登っていった彼女がこんなポジションに到達するとは思ってみなかった
今
アンジェリーナ・ジョリーの強みはスタイルでも外見でもない
潔癖な母性だ
狂気とか
危うさとか
負の側面を感じさせない
良くも悪くも真っ白な母性
だから
「エターナルズ」も悪くはなかったけど
こういう作品こそが望むものなんだろうな
作品としては
山火事の猛威と社会の裏に潜む組織
両方から逃げる少年とアンジー
テイラー・シェリダンにしては少し物足りなかったかな
知りたいところが語りきれてないし
どちらの怖さも中途半端な扱いになっている
何を伝えたかったのかもよく分からない
だから
いつもの鈍器で頭をぶん殴られるような衝撃はなかったのです
見やすいし普通に楽しめるのだけど
キャストと監督を考えると…
もっとやれたのではというのが正直なところです
