キュートなカビリア。男たちを養う元気で愉快な娼婦たち。
強がって、心の柔らかいトコロを硬い殻で守っていても、夢心地に誘われ、そこを覗かれ、夢を捨てていなかった自分自身を思い出す。
夢を見ることをやめないわたしたち女は、そこで悦び、傷つく。
そのどうしようもなさがループして儚く瞬く。
幸せな夕陽を眺めた後の彼女の絶望は、ただただ苦しくて、『お願い。殺して。』って切り裂くような叫びが誰もいない森に、こだまして、虚しく空を漂う。
黒い涙を流しながらまだ、そこには続いてゆく笑顔があった。
バカってゆわれたっていい。夢を捨てないで。そしていつか彼女が幸せになれますように。
ちょぴっとの幸せってやつにも笑顔でいれますように。
そんなふうに、自分自身にも、お祈りするんだ。