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偶然と想像のzatのレビュー・感想・評価

偶然と想像(2021年製作の映画)
4.0
1
「親密さ」の電車、「ドライブ・マイ・カー」の旧車に続く車内名シーン新型タクシーver。「会話自体がエロい」=濱口作品のことでは?!東出くん、岡田くんといいひょろっとした空虚系色白イケメン(?)は棒読みメソッドと相性が良い。

2
ああいう男子大学生みたいなヤツってめっちゃいますよね…‼︎自身が書いたテキストを他者の声に読まれたいっていうスタンスとか朴訥としたキャラクターとか、教授がめちゃ監督みたい。研究室内は棒読みメソッドがいつも以上に濃ゆい…「ヤマト!佐川!」からのオチがコントすぎた。

3
登場人物2人と半空想上の2人の会話が、心情が複雑に絡み合う。特に最後の駅での役割逆転の対話はゾワっとした。SF設定が効果的だったのかはちょっと謎(届いたDVDは電話かFAX注文…?)

3つの作品が互いに緩やかなようで緊密に関係し合う、単なる詰め合わせじゃなくて、短編のオムニバス形式でないとできない表現。冒頭の監督コメント動画が素朴すぎて萌。
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