このレビューはネタバレを含みます
良いレビューを多く目にしたので鑑賞。前知識ほぼなしで見たのですが、とても楽しめました。
第１話のタクシー内での女子トーク、わかるなあって感じがして、妙なリアリティがありました。わたしもああいう会話したことあるし……。
親友が気になってる人が元カレなんだろうな、というのはすぐに分かるんだけど、こいつがな〜好きになれないんだよな〜〜！芽衣子のことが嫌いだの好きだの言って、未練がましいのが丸わかり。ちょっと面倒くさいな、って印象しかないし、たぶんつぐみともうまくいかないんでしょうね……。
というか芽衣子自身も面倒くさい女すぎる！急に他人（しかも親友）と心を通わせてることを知って、元カレが口惜しくなるなんて……。わかるけどさ……。
これたぶんだけど、このあと芽衣子絶対裏で連絡して浮気させると思う。それがバレてバットエンド。これは完全に妄想だけど。
2話は佐々木くんが嫌いすぎて話が入ってこなかったです。佐々木くん最悪すぎる。勉強しないで留年する大学生全員大嫌いなんだが……。5年後の佐々木くんも最悪の男でしたね、地獄に落ちてください。
3話は不思議な感覚のお話でした。すごく素敵。女性同士のシスターフッドとは、まったく繋がりのないもの同士でも成り立つのだな、と強く感じますね。たぶんこの二人はもう二度と会うこともないし、二人が本来会いたかった（会うべきだった）人に会うこともないんでしょう。そのちょっと悲しい感じも含めて、見てよかったなと思える作品でした。
ただ、登場人物の誰にも共感はできなかったかなあ……。もちろん共感できるキャラクターがいる映画が素晴らしい訳ではないけれど、行動原理がわからなくてモヤモヤするところは多々ありました。（映画的な観点から行動原理は理解できるが、一個人としては……という意味）
でもそれを踏まえてもあまりあるほど見てよかった作品。瀬川先生よ、永遠たれ……。
