くろねこヤマ子

偶然と想像のくろねこヤマ子のレビュー・感想・評価

偶然と想像(2021年製作の映画)
4.3

40分程の短編が3作品。
女性たちの心の機微を
描くことが中心の物語、みっつ。

どこかに思い当たる節があれば、
凄く刺さると思う。
観る手に実体験がなくても、
それが想像であっても。

正直下品だなって思うシーンもあって
(わたしはタクシーの中の会話が苦手)
(その会話タクシーでするぅ?って思う)
(でもまぁ一定数はいるのか、と思うことにする)
けれど、
1話も2話も3話も
偶然と想像の落とし所が上手くて、
キュッといろんなものが詰まってて、
こんな良い作品つくっちゃって、
監督、今作でラストですか?!と思うくらい
大成した感あって好き。(個人の感想です)

濱口作品は会話が長すぎて
白目剥くことも多々あるけれど、
今作品はなかった。そこも推せるひとつ。