発想がよい〜話おもしろい〜キャラが皆楽しい〜ってなった、けど、なんかそこで終わった。
滝口監督作品は
圧倒的ドライブ・マイ・カー>>>PASSION>偶然と想像、が好みです！
「人の核に触れる」っての、めっちゃわかるなってなった。自分の大切なものを明け渡す、そして相手からそれに相当するものを受け取る。相互作用によって互いの距離が縮まって、心と心がぐっと近くなる。そういう瞬間ってある気がするし、それを感じられた人とはだいたい細く長く続いてる。
だけど実際は相手がそう思ってるかなんてわからんのだなぁ。ただそれでも信じたいなと思う気持ちを、ただの世間知らずな阿呆だ、の一言で片付けたくないなとも思う。
地味に2話目、二人とも人間らしくて好きだった。そこまで性に塗れた筋立てにしないでも…と思うけど、あの奇妙な時間は他人事ながら愛しいな、と思う。学生時代、それぞれの研究室でたくさんたくさん話をした先生たちの顔が数人浮かんだ。
いろんな話をして、ときにはプライベートな顔もさらけ出してくれた教授や助教とのなんとも形容し難い対話の場は、割とかけがえのない時間だったのかも。
