スワヒリ亭こゆう

愛がこわれるときのスワヒリ亭こゆうのレビュー・感想・評価

愛がこわれるとき(1990年製作の映画)
3.0
超潔癖のDV夫から逃れる為に溺死を装い、自分の素性を誰も知らない街で身を隠して生きていこうとする妻サラ(ジュリア・ロバーツ)の話です。


ストーリーはDV夫から逃げる妻が主人公なだけに終わりが予想がつきやすいストーリーでしたね。
ラストに向けて如何にストーリーにフリを利かせるかがポイントになると思います。

DVというのは最近、日本でよく耳にするようになりましたが、大昔から夫が妻に暴力を振るう家庭はあったという事ですよね。
そして、今だに社会問題として根強いです。

この主人公サラは母を施設に入れていて、それ以外に頼れる人のいない人物です。そうなると夫に頼って生きていくしかない。夫は金を持っていて、裁判をしても恐らく負けるでしょう。
この主人公サラは八方ふさがりだったんですよね。
こういう女性は実際に沢山いるんでしょうね。
その社会問題を伝える役をしっかりと担っている作品だったと思います。


男性はしっかりとこの映画を観て女性に優しくを心がけましょう!そして女性が独立して生きていける社会にならないと解決しない問題です。


タイトルからラブストーリーを想像してましたが、久しぶりに社会について考えさせられる作品でした。


最後にひとつ。
潔癖症を表現するくだりで、タオルのシーンがあったんです。
タオルを3枚キチンと並べて掛けてないといけないというのがあったんです。
でもタオルを3枚並べて掛けるのって、おかしくないですかね(^_^;)
そもそも1枚でよくないですか?
3枚並べて掛ける人っているんでしょうか?