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愛がこわれるときのamayadoriのネタバレレビュー・内容・結末

愛がこわれるとき(1990年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

ジェリー・ゴールドスミス手掛ける音楽が救い。
海辺のジュリア・ロバーツ。
これだけで作曲のインスピレーションとしては十分すぎたのではないか。

内容に関して。
コンパクトな尺にするのは良いが、登場人物のバックグラウンドに関する説明がないのでまったく感情移入ができない。
夫はなぜあんなに潔癖で嫉妬深い男になってしまったのか。
そして妻はなぜそんな男と結婚してしまったのか。
「ハネムーンまでは優しかった」とあるが、それを境に豹変した理由は何だったのか。

そして、大変野暮な話で恐縮だが、確かに夫がとんでもないストーカー野郎だとしても、演劇の先生だって客観的に見ればストーカーじみた行いはとても多かった。
つくづく、女とは理不尽な生き物だと思ってしまう。

何より、暴風雨の中、沖合から岸まで泳ぎ切るのはさすがに無理があるのではないか。
水泳の訓練をしたとしても所詮はプール。
あの荒波では歯が立たないと思うのだが。

ついでに、本来なら夫は、セーリングを持ちかけたあの男に怒りの矛先が向いても良いと思うのだが。

最後に、原題「Sleeping with the enemy」に対して、邦題「愛がこわれるとき」は一体どういう意訳なのかよく分からないが、そもそもこの内容では原題の意味もよく分からない。

海辺のジュリア・ロバーツと音楽を楽しむ映画。
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