安堵霊タラコフスキー

ジョージア、白い橋のカフェで逢いましょう/見上げた空に何が見える?の安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

4.0
良くも悪くもアラン・レネやキアロスタミ、エリック・ロメールといった芸術映画監督の作風をごった煮したって印象の作品。

映像自体の良さを感じる場面は多数あったにもかかわらず、とにかく撮りたいものを撮りたいように撮ってまとめたのかってくらい脱線と過剰感が目立ち、後半に至るまでにも結構怠く思える瞬間もかなりあってキツかった。

しかし活動写真的で記録映画的でもある映像群の良さは抜群だから記憶には刻まれたし、クライマックスも良かったから悪い部分も全て許したくもなった。