どこまで庵野が関与しているのかわからないので、なんとも言えないけど、やはり庵野という作家は基本的にトップダウンかつワンマンでないと『シン・ゴジラ』レベルのものは作れないんだろうなというのが正直な印象。>>続きを読む
人間同士の関係(主人公と彼女)、国同士の関係(リトアニアとウクライナ)、画面同士の関係(映画画面と映画内のスマホ画面)の関係が絡まり合いながら物語が展開していく。インテリどもの会話劇、それに伴う主人公>>続きを読む
映画前半は主人公がまだ子供の頃に家を去った父親が突然帰ってきて、困惑する家族の様子が描かれているが、中盤でカメラ手前から監督の声がガビーノ・ロドリゲスに向けられると共に、ナラティブが一気に瓦解する。父>>続きを読む
ミュージックビデオらしいが、音楽自体はインダストリアルノイズといった感じで、むしろサウンドトラックのように機能している。男たちの全裸での諍いが静止画へと半ば暴力的に断絶されていくことになってセックスの>>続きを読む
ASMRに関するイベントのために制作した作品らしいが、映画におけるASMRというのは非常に興味深いし、あまり探求されてない気がする。一瞬挿入されるデッサンのショットは元祖ASMR映画ともいうべきリヴェ>>続きを読む
アケルマンの映画では、常に母との距離が一つのメインテーマに据えられている。スカイプを通じて母とビデオ通話する場面で、母親になんで撮っているのかと聞かれたアケルマンは「世界に距離なんてないってことを示す>>続きを読む