東京フィルメックス最優秀作品賞
ジョージアのアレクサンドレ・コベリゼ監督
ある日何気ない通りで出会った男女が恋に落ちる。ただ次の日、彼らは不思議な力によって容姿が別人になってしまう
映画の持つ力を信じている作品です、めちゃ良かった。
「男女の恋が障害に立ち向かう」というよくあるテーマを、ユーモラスな描写と脚本で描いています。
この人の手法は悪く言えば「逆張り」となるかもしれないけど、それは映画への愛と挑戦心から産まれた純粋さゆえの行為だと感じられる。ショットはばちばちに決まっているし、特に前半の方とかフランス映画と見紛うような演出でした。不思議な力は観客にさえ伝播するのもワクワクする。演技や表情を廃する姿勢は様々な映画監督の源流がジョージアに行き着いたものでしょうが、その姿勢に徹するわけでもなく色んなスタイルを織り交ぜていたのも印象的
とはいえあと15分は短くできなかっただろうか、、笑