このレビューはネタバレを含みます
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雰囲気はいいんだけど、使用人時代と作家になってからのバランスとか繋がりがあまり良くない感じで、途中で一旦冷めてしまう。
使用人なのによその留守宅でひとり全裸でやりたい放題、見てる方はヒヤヒヤしちゃう。
静かなのにざわざわする、オーディアール監督らしい情緒に溢れた仏映画。
トムのキャラクターも、物語も、多層的で複雑で惹きつけられる。いろんな要素を盛り込んでるのになぜかシンプル、絶妙な色気と品がある。
切なくていい話なんだけど、自分の好み的に主要キャストがいまひとつで、入り込めなかった。
そしてどんなに天才でもあの風貌のヒトの作った料理は…。
クリスマスムービーにありがちなクリスマスキャロル的なお話。
高評価につられて見てみたけど、正直それほどハマらなかった。つまらなくはないけど。
みんなの力を集結しての決着、乗り越えて少年が少し大人になる、など不穏なストーリーなのに少年の成長物語的に後味はスッキリ爽やか。
イーサンホークの面影を探したけど、顔がほぼ見えなかったのがちょっと残念。
ヴィンセントギャロ見たさに。
還暦を過ぎてなおアクが強く胡散臭いギャロ、救いようのないクズ役がよく似合う。とは言え、もうちょっといい作品に出てほしい。唯一無二のいい役者なのに。