あつし

やすらぎの森のあつしのレビュー・感想・評価

やすらぎの森(2019年製作の映画)
3.3
予告で気になっていたのですが、あまり予備知識を入れぬままに鑑賞。思っていたよりもシリアスな内容というか、どヘヴィ手前ぐらいのテーマでした。人生観だとか生き方死に方、人間関係とか社会との関わり方。このコロナ禍にあって考えることも多いし、最近の身の回りでの出来事にもリンクしてしまってずっしりときました。生きながら存在を消してしまえればどんなに楽か、でもそれは本当の孤独や断絶を選ぶということであり、そこまでの覚悟も環境もなく、できたとしても楽になるわけでもないし。

意外なクライマックスに向かっていく展開ですが、やっぱりお互いを思い合ってこその人間なんだな、と観て良かったなと思います。ホロっときたけど、やや落ち気味で帰路につくのでした。
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