Anna

明け方の若者たちのAnnaのレビュー・感想・評価

明け方の若者たち(2021年製作の映画)
-
『「こんなはずじゃなかったぁ」と高円寺の隅っこで酒飲んでたあの時間こそ、今思えば、人生のマジックアワーだったんじゃないかって思うんだよね』
ラストのこの言葉がこの映画の全てのような気がする。
何者かになれると夢を描いた21歳。こんなはずじゃなかった、俺たちはこんなところで収まる器じゃないと明け方まで語り尽くす23歳。社会にのまれ、夢を語らなくなる26歳。
自分が彼らのようなことを全て経験しているわけではないけど、"エモい"と感じる絶妙なリアルさがある。
社会人になる前のこの22歳という今観る価値のある映画。さぁ、5年後、10年後にもう一度観たら自分はどんな感情を抱くのだろう。

心地よい音楽の余韻に浸っている。

途中の展開も含めて、個人的にとても好みだった映画。
Anna

Anna