磨

こんにちは、私のお母さんの磨のレビュー・感想・評価

こんにちは、私のお母さん(2021年製作の映画)
3.7
母と交通事故に巻き込まれたことをきっかけに、20年前にタイムスリップした娘が、若き日の母を幸せにしようと奮闘する中国発ハートフル・ヒューマンコメディ。

某猫型ロボットアニメでも大人気エピソード「僕の生まれた日」。他の人気アニメ作品でも、ある程度長期化すると扱われる鉄板ネタ(笑)
正直いうと、感動するとは思うけど(特に我々には)上記の通り使い古された手法なので必要以上に期待してなかったのだけど、主人公の行動が他の作品とは違い、更に後半で明かされる真実。何気なくではなく穿った見方をしていたから余計に驚いた。
そしてエンドロールのクレジットでの文言…。それまでタラタラ進行していたのに後半で立て続けに心に押し寄せてくる感動はある意味ズルい。完全に持っていかれた(笑)

ハリウッド映画などと比べると、やはり甘い部分もあるものの、それも含めて愛せる作品だと思う。「コーダ」と同じく家族愛に包まれた作品。親子や家族での鑑賞がオススメです。

本作は本国で大ヒットし、興行収入約900億円を記録。さすがにマーケットの違いは明確とはいえノリや話題だけじゃなく、成績にはちゃんとした理由のある魅力に溢れた作品でした(興収上位がノリや話題で固められるのはこの国の話)


僅か40年前、1981年の中国の発展途上具合に驚いた。なんだか力道山時代の日本みたい。

ちなみにあのバレーボールワールドカップの中国vs日本は実際の試合で、大阪府立体育館で行われた最終日、セットカウント3-2で日本を破り7戦全勝で優勝した中国にとって記念すべき大会(試合)。盛り上がったんだろうなぁ…。


それにしても、バレーボールのワールドカップってなんでずっと日本でやってるんだろう(笑)
磨