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茜色に焼かれるのshinefilmのレビュー・感想・評価

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)
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「まぁ、頑張りましょう」と世の中全部の理不尽さを背負うかのような、コロナ禍のシングルマザーが言う。高齢ドライバーに轢き殺された夫、息子が受けるいじめ、貧困、突如クビにされる花屋の仕事、風俗での稼ぎ、支え合った仲間の病気、打ち砕かれる恋心、蹂躙される尊厳。耐え続けるしか無かった、受け入れるしかなかった「頑張りましょう」と言うことでしか抵抗できなかった一人の女性が、爆発した怒りをぶつける場面。許せないことには、怒っていいんだと、怒るべきなんだとホワイト化する社会に一石を投じる。そして周りにどんな滑稽に映ろうが(自分の息子にすら)それでも、自分の真実を見つけにいくこと。去年映画館で2回観たけど、上手く言葉に出来なく、整理できなかったけど千原ジュニアの感想動画観て、ようやく。
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