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茜色に焼かれるのmoのレビュー・感想・評価

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)
3.7

夫を理不尽な事故で亡くして以来、女手一つで息子を育てるシングルマザーの受難の日々。

尾野真知子演じる母親が、夫を轢き殺した官僚から賠償金を受け取らなかったり、夫の不倫相手に養育費払い続けてたり、とにかく不器用なまでに道理を貫く人で見ててこっちが辛くなる。
気持ちは分からなくもないしそれが正しいと思うけど「頼むからもっとズルくなってくれよ、子供のためにも」と。
なんだろう、こう考えてしまう自分も自分で嫌になるんですけどね。
まじでいい人こそ報われない世界、クソ喰らえだと思う。


ただ、怒ったりしたくない気持ちはわかるな。
怒るのって疲れちゃうし、受け流す方が自分が楽なんだよね。
諦めもあるよね。
諦める方が、楽なんだよね。


ケイちゃんが言った「自分のことでは怒れないんです」もすごいわかる。
人には諦めてほしくないし、もっと自分を大事にしてよ!って思うのにね。
すごくわかる。
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