山Q

茜色に焼かれるの山Qのネタバレレビュー・内容・結末

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

公開時から気になっていたが都合がどうしても合わずみれなかった作品。
開始10分ほどで絶対に好きな映画だと確信した。
不器用だがどんな相手にも誠意持って優しく親切に接する尾野真知子に対して出てくるやつのほとんどがマジで胸糞悪くて、感情揺さぶられる良作。
神社のシーンでの尾野真知子の叫び、息子のとる行動、後輩と店長の永瀬が駆けつけるシーンで涙腺崩壊した。
これまでも凄いとわかっていた尾野真知子の演技のなかでも今作が1番好きだったし、あんまかわいいと感じたことなかったがはじめて綺麗だと思った。
風俗でのフェラチオ演技も体張ってたが、そこでも乳は必要最小限だけしかみせず、同級生とやる時も巧みに布団で乳が映らないようにしていたのに同級生の言葉にショックを受けたシーンでのみ乳を一瞬映す演出は放心状態が伝わって、これこそ乳の無駄遣いではなく正しい乳の使い方でほんまに素晴らしいと思った。
永瀬と同僚もマジええヤツ。
息子もちょっと変わっていてリアリティはないかもしれんけど好きなキャラ、ヤンキー全員しばき倒したくなった。
夕焼け自転車二人乗りシーンがうまくまとまっていて最高に良い終わり方と思っていたので一人芝居シーンは不要だった。
見始めに左隅に田中良子は芝居が得意だの文字は観終わって意味がわかったけどなんでわざわざ開始早々出したのかは不明。
初回を劇場で観てたら年間ベスト級だったであろう作品。
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