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Double Patty(英題)のkazataのレビュー・感想・評価

Double Patty(英題)(2021年製作の映画)
2.0
ドラマ『十八の瞬間』&『契約友情』視聴の合間にシン・スンホくんの初主演映画も便乗ウォッチ!

(予告編↓)
https://youtu.be/7qsbcjoyN5I

韓国相撲"シルム"選手のスンホは、先輩の死をきっかけに競技への情熱を失ってしまうんだけども、ハンバーガー屋で働くアナウンサー志望の女の子(Red Velvetのリーダーことアイリーン)と知り合って、彼女から勇気と刺激をもらったことで再びシルムへの熱を取り戻す……って感じの物語。
(本編鑑賞後に予告編を見たら、まるでアイリーンが主役みたいな扱いの詐欺案件!しかもシルム要素がスルー!!笑)

とりあえず、タイトルにもなっている"ダブルバーガー(のパテ)"の件が上手く掛かっていない気がして仕方ないんですが。
(「たまたまダブルバーガーが縁で出会った二人が、二人一緒にそれぞれの夢に向かって進んでいく…」的なことを言いたいんだろうけど…)

とにかく、二人が出会って仲良くなるまでが無駄に長いし、(パワハラ騒動とかで世間をザワつかせた影響があったりするのか知らんが…)アイリーンのキャラが主演のくせに"ただいるだけ"って感じでとにかくツマラナイ。おまけに、演技が拙いからリアリティも無いし、そもそも一連の動機が不明すぎる。
そんなわけで、スンホとの友達以上恋人未満なラブコメ展開が全く成立していない!
(「アンタは一体何でいるの?何がしたいの?」の連続…)
(ラブも無きゃコメディも無いし、"食べることが大好き" という大事なキャラ設定があったはずなのに少食だし、単に酒を飲んでいるだけの印象…)
(どうせテーマ曲を歌わせるんなら、ヒロインはアナウンサーじゃなくて歌手を夢見るキャラとかでいいのに…)
(ただ本作とは無関係だけどRed Velvetの"Psycho"はいい曲!!)

ぶっちゃけ、こんな中途半端で残念なヒロインの物語は全カットでいいから、スンホ側の"挫折を乗り越えるスポ根ドラマ"を丁寧に描いてくれた方が数万倍面白い作品になったはず!
(もっとシルム普及に寄せた映画にすれば良かったのに…)

せっかくなら、アイリーンに伝統料理ホンオフェ(=ガンギエイの刺身を発酵させた臭いが強烈なヤツ)を食わせてガチのリアクションを映せばいいのに。。。

スンホくんは『十八の瞬間』みたいな優等生キャラよりも、本作やドラマ『恋するアプリ』みたいな体育会系キャラ=筋肉バカの方が似合っていると思う(…そしてここまで堂々とタトゥーが入っている若手俳優は珍しいんじゃない!?)のと、チョイ役出演のミン・ソンウク氏のオネエキャラが良き!笑
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