爽龍

ゴッドスレイヤー 神殺しの剣の爽龍のレビュー・感想・評価

3.7
2022年18作目

タイトル的に、B級映画を観に行くノリで鑑賞したら、思いの外お金がかかってそうな大作チックな雰囲気でビックリ。

内容は、大会社の社長が度々発作か何かで倒れる事が続いて、その原因が、ネットで書かれた小説の敵キャラが攻撃を受ける度、そのキャラとシンクロするように起きていることが分かったため、小説の更新を止めさせようと、刺客を送って小説の作者を暗殺しようと目論む、みたいな感じ?

解釈が合っているか微妙なところだけど、アイディアはまぁ面白いかな、と思った。
ただ、作中で現実の世界と小説の世界両方を描くため、映画の尺で消化しきれてない感は否めず、投げっぱなしでよく分からないところも多かった。

しかしながら、小説の中の世界が独特な世界観で結構面白かったため、現実のごたごたの話を取っぱらって、これだけで話を構成していればもっと分かりやすかったような気がする。

赤い鎧の、重量感は感じるのに素早い動き、鬼の恐ろしさを感じるCGは結構見応えがあった。
特に最後の方のモンスターハンター感と、突然のセーラームーンには心の中でニヤッとしてしまった。
寄生獣やデスノートみたいな謎バディー感も見てて楽しかった。

どうでもいいんだけど、主人公のおじさんがくりぃむしちゅーの上田に見えて仕方なかった
爽龍

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