ぴよさん

アミューズメント・パークのぴよさんのネタバレレビュー・内容・結末

アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

最近の作品だとばかり思ってたけれどこれは編集で出来る古めかしさとは程遠かった、半世紀前のものでした
いろいろあったんだねこの作品

このあらすじのキャッチーさ、一度見たら絶対に忘れない
そしてあらすじの心地良いミスリード
終始風刺と皮肉に塗れていて、最後は自己啓発で幕を閉じるぶっ壊れロメロさん

誇張ではあったけれど過剰でもない気がする 強い集団には勝ち目がないから身の丈にあった暮らしをするほかない
これ以上延命のテクノロジーの進歩は必要ない

限界じいじみててつらかった、
絵本取り上げられるところは笑いながら泣いちゃう ジャンルがホラーにカテゴライズされてるの最高にシニカル効いてるわ

字幕のフォントがまるっこくてかわいい
老後なんていらないよ

他のユーザーの感想・評価

とりん

とりんの感想・評価

3.1
2021年92本目(映画館32本目)

「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」や「ゾンビ」を手掛け、ゾンビ映画を世に広めたとされるジョージ・A・ロメロ監督の1973年に製作され、長い間未発表だった作品。

本作は簡潔にいうとアミューズメントパーク(遊園地)を舞台として老人がひどい扱いを受けるといった映画内容だ。
ロメロ監督らしい社会風刺、皮肉たっぷりの内容だった。いやもはや直接的な表現も多く、見ていて居た堪れない気持ちになってばかりだった。
冒頭の入りとして主演であるリンカン・マーゼル本人の語りから始まる。そこでも語られるが実際誰にでも老いは訪れるもので、それによって自分もいつかこういう扱いを受けるかもしれないという気持ちを持ち、そうならないように影響力のある若手が動かなくてはいけないというメッセージが込められている。言葉で示しているように本作ではダイレクトにそれが伝えられている。

元々本作自体が年齢差別や高齢者虐待について世間認識を高めるために、教会がロメロ監督に依頼したというのが製作の始まりらしいが、あまりにも直接的に容赦なく描かれており、その強烈さに未発表のままとなっていたようだ。

この手の作品は構成やカット割や表現なども含めロメロ監督の得意とするところだろう。恥ずかしい話、彼の作品はゾンビ系のものしか観てはいないけど(クレイジーズはリメイクのみ)、特に代表作となる「ゾンビ」なんかはそれが象徴的だった。本編は白い部屋から始まり白い部屋で終わる、希望と絶望に満ちたそれぞれの老人が居合わせることにより、ループとして描かれているのだけど、それがまた上手いなと。
高齢者に対する差別だけでなく、黒人差別的なところもハッキリ映し出してたし、さすがのダイレクトすぎるメッセージ性の濃さだなと。

不快感を与えるというのはもちろんこの作品のポイントでもあるが、ただその気持ちになったというだけで留まることはないだろう。ここまで直接的な内容でそんな人いるならロメロ監督作品は正直観ない方がいい。

さすがに1973年の映画でずっと眠ってた作品だし、大衆向けに作られた作品でもないのでフィルムの状態は良いにしても、音声とかはイマイチなところはあった。でも彼らしい奇抜でカオスなサウンドはこの作品をしっかり助長していたし、より不快感は増していた。
当時の社会問題に切り掛かった作品ではあるけど、今の時代にも通ずることはあるし、医療の発展で平均寿命も延び、高齢社会となった今だからこそ伝わってくるところも多い。何よりやはり自分たちも必ずその老いを迎えるのであり、身近にもご年配の方は多数いるわけであり、明日は我が身のようにしっかり向き合っていかなければならない問題であると改めて気付かされた。

4年前に惜しくも亡くなり、彼の新しい作品を観ることはもうできないけれど、こうして発掘された作品で新しくお目にかかれるのはファンとしは非常に嬉しいものだ。
鶏

鶏の感想・評価

4.0
遊園地を社会に見立て、老人に慈悲の無い世の中をひたすらに嘆くロメロ監督作の風刺映画。
地位も金も無い老人は「棄民」と化し、もはや憂さ晴らしの的くらいにしか見なされないという残酷な現実を描く。
虐げられて声も無くへたり込む主人公と一切の関心も見せない群衆が印象的だった。
終盤に差し掛かるにつれて疲弊していく主人公の演技が悲壮で、特に「三匹の子豚」のくだりがエグすぎて…
とんでもなく厭世的で虚無感の募る作品だったけど、「こうならないように頑張ろうぜ」っていう前向きなメッセージがあるからまだ救いはあると信じたい。
「あなたもいつかは老いる」の言葉を胸に刻みたい。
自分たち若い世代こそ見ておくべき作品だった。
ポスター好き
高齢者には優しくしましょう、でもそれが当たり前と思っちゃうふてぶてしい高齢者にはなりたくないね
雄八e

雄八eの感想・評価

2.0
予告からもっと悪趣味なブラックユーモア系かと思ったらそうでもなく、本編前後の説教とか教育ビデオかと思うほど

免許返納や高齢医療費など現実すぎて皮肉に見えないがそこは先見性に驚くべきか

でも無駄に他人の子に絡んでくる高齢者って、やっぱイヤだよな…
り

りの感想・評価

3.0
あらすじの通りただ老人が罵られ、大変な目にあう映画。

エンタメ要素は皆無で見てて悲しくなった
伝えたいことはわかるけど、面白くはなかったなー。

完全にあらすじの通りで、ただひたすらにおじいちゃんが心身ともにコテンパンにされるだけ。

Filmarksのジャンルもホラーだしジャケットもかなりホラーだから、ドキドキしてたけどホラー要素は0,

初ロメロ作品がこれなのは失敗だった。
喵來

喵來の感想・評価

3.4
1時間で見やすいサイズ
でもたっぷり1時間ずっと老人が迫害され無視されてる🥺

最初の語りが共感の嵐だし説得力あるしでいっそう辛い😂
でも、思考がトロイのも動きがトロイのも全部事実だし。。。🥺
この場合言える事は1つ、1人で行くんじゃねーってことかな?としか。。。

本当にみんなボランティアなのかね。。。そういう語り口なのかね。。
遊園地と所得の関係性については笑った。


ロメロは狂った大衆が何かを追いかけるの構図好きなのかね?
FD

FDの感想・評価

-
普段、困ってる人や
お年寄りの方をみかけて
どう対応するのか?

ふと、他人事だと思って。
スルーしてしまう人もいるだろう。

我々も必ず年老いその時がくるというメッセージ性のあるムービーである。

おそらく、アミューズメントパークというタイトルは年老いた生活.領域(アミューズメントパーク)という意味だと思う。

いつまでも謙虚な気持ちを
忘れてはいけない。

知らんけど。え?

このレビューはネタバレを含みます

若くてもそうでなくても、他人に助けてもらえるかどうかはその人のやってきたことや態度、性格にもよるんじゃないかと思う。
名前

名前の感想・評価

3.5
これを見てみようと思う人の中には、
すでに何かしらを患っているような人が、
大勢いるかと思いますが、

そういった人たちは
この映画で描かれていることを、
すでに悟った人たちだと思うので、
自己分析、
内省は済んでいる気がします。

ですので、
ゴールド免許保持者が、
30分、実際にはもっと短い
免許更新講習を受けている様な感覚で、
時間が過ぎていきました。

公開時にスウェットと
Tシャツを購入したので、
主人公と同じくらいの年齢になったら、
おめかしして遊園地に行こうと思います。
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ぴよさんさんが書いた他の作品のレビュー

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4.2

このレビューはネタバレを含みます

ゲーム画面もっと見せてよォ!!

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怪物(2023年製作の映画)

4.6

試されている

鑑賞者に全てを委ねる作品は観ていて楽しい
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怪物のサウンドトラック、サブスク版を聴い
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4.6

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エンドロール、ソフィア・ローレンなの
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.3

抑圧、掌握
息苦しい

身体を1周することに快感に似たものを覚えているのかと思ったら違った
小さい頃煙草を飲み込みかけて止められたの思い出した
ビー玉は久々に見た、綺麗

The Theの流れるタイ
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