メリー•ポピンズ誕生の裏側に、こんな魂同士の戦いがあったとは。作家は自分の中だけに誰にも明け渡さない秘密の花園を持っている。孤高の魂は痛々しくも美しい。
怒りと憎悪の連鎖、感情が激化てしてゆく様が怖かった。まるで社会の、戦争の縮図。不条理や怒りを受け入れ、相手を許すのは、ものすごく難しいことだが、それが自分を救う過程でもある。
手打ち、禊ぎの重要性は、>>続きを読む
マーティン•マクドナー監督ならではの、感情がじわじわと沸騰した挙句の、こうするしかなかった的に追い詰められた、独創性あふれる暴力表現に脱帽。特に今作は映像の美しさという点で真骨頂と言える。「社会」や「>>続きを読む
こんな誰もついてこれない狂気をエンタメにしたこと自体がすごい。観客に息つくまもなく連続した緊張を強いるとんでもない映画。そして、この狂気をゴージャスでロマンティックなエンターテイメントにした『バビロン>>続きを読む
ミュージカル映画再評価の火付け役という意味では、素晴らしいエンタメ作品。夢と現実との相剋がテーマで、いつ、どこで、どこまで、自分を信じ続けるか、夢を叶えることが本当の幸せなのか?という人生哲学を問いか>>続きを読む
映画に取り憑かれた夢見人と、生きるための仕事としてそれを支える人たち。ハリウッドというシステムと熱狂に取り込まれた勝ち組と、搾取•差別される側のシステムから弾き出された、だからこそ人間として生きた人々>>続きを読む