Inagaquilala

サンティネルのInagaquilalaのレビュー・感想・評価

サンティネル(2021年製作の映画)
3.2
2008年公開の007シリーズの22作目「007 慰めの報酬」以来、注目しているオルガ・キュリレンコ主演のフランス映画。オルガの作品は、その後、「トゥ・ザ・ワンダー」(テレンス・マリック監督、2012年)、「ある天文学者の恋文」(ジュセッペ・トルナトーレ監督、2016年)「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」(テリー・ギリアム監督、2018年)、「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」(レジス・ロワンサル監督、2019年)と観てきたが、Netflixの配信で、彼女の新作が観られるのは嬉しい。

この作品では、フランス陸軍の軍人という、ひさしぶりに強いオルガを演じている。なので、少しこれまでの印象とは異なるオルガが見られる。妹の復讐のために、ロシアのIT長者に挑む姿はなかなか凛々しい。配信作品であることも影響しているのか、近頃では珍しい上映時間80分の作品だが、コンパクトに凝縮されていて、なかなかの佳作であると思う。
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