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ヴォイジャーのboscoのレビュー・感想・評価

ヴォイジャー(2021年製作の映画)
3.5
環境汚染によりいよいよ地球を捨てざるを得なくなった人類は、次なる入植地を見つけるも到達に80年以上もかかる星であった。
彼らは特殊に育てた子供たちを船に乗せ、
船内で生殖させながら星へ到達させる計画を実行する。
子供たちを想い、自ら同乗を志願したリチャードの存在もあり、計画は順調に進行しているように思えた。
子供たちに毎日服用させていた“青い薬”の違和感に、子供たち自身が気付くまでは。

キャストの豪華さに対する脚本の粗さ。
やりたいことはわかるものの
序盤に近未来の世界観が伺えるような描写もなく“途中で予算削られたのか?”というくらいの端折り感。

子供たちが、薬の服用を断ち新鮮な感情にはしゃぐ無邪気さには、禁断の“知恵の実”を彷彿とさせられて盛り上がりましたし、近未来版“蝿の王”を期待したりもしたのですが。
サスペンスやスリラー要素としてもどっちつかずに。
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